生活相談員の仕事は、決して楽ではありません。デスクワークなのでヘルパーのように体力を要する仕事ではありませんが、神経を遣う場面が多く、困ったときに質問できる先輩がいないことも珍しくありません。いつも相談される側の生活相談員。そんな方々自身が抱えている問題とは一体どのようなものでしょうか。色々リサーチしてみました。
《生活相談員の悩みになりがちなこと》
1.厳しいクレームを受ける
人の生活に携わる仕事なので、ときには利用者またはご家族からクレームを受けます。自分が失礼なことをしたのなら反省すべきだと思いますが、自分が原因でなくても言われてしまうことがあります。
力になろうと一生懸命考えて提案したのに、相手を怒らせてしまうのは辛いですよね。生活相談員になって長く働くには、忍耐力が必要です。
2.業務の幅が広すぎる
「コレが生活相談員!」と言える代表的な業務は、特にありません。広範囲に目を配り、1つ1つ迅速に処理する必要があります。特に、少人数で経営する施設の場合、スタッフ1人に振られる仕事のボリュームが膨大です。
小規模経営でも、入職したての頃から完全にキャパオーバーというケースもありえるのだそうです。スケジュール管理が器用にできないうちは、自分が何をしているかわからなくなるかもしれません。
3.1人職場で孤立
デイサービスセンターでは「介護施設の営業時間内には、生活相談員を最低1名配属する」と、厚生労働省が定めています。実際、職場に1人だけで仕事をする生活相談員は、大勢います。
生活相談員の知り合いに聞いたところ、中には自分を便利屋さん扱いする同僚もいるとのこと。他の職種との線引きが曖昧な職種なので、雑務を押し付けられることもあるようです。何でも引き受けすぎないように注意することが大切です。
生活相談員になるには、困難をあらかじめ覚悟しておく必要があります。リアルな実情を知りたいなら、実際に生活相談員の方から話しを聞いてみるといいでしょう。
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